【詳報】苦渋の決断 大道芸ワールドカップ中止(静岡県)

ワールドカップ!

大道芸ワールドカップは2020年で29回目の予定でした。新型コロナウイルスの影響が秋の時点でどうなっているのか見通せず、初の中止となりました。

 大道芸ワールドカップは10月31日から4日間開催予定でした。
<大道芸ワールドカップ 杉山元実行委員長>「3密を回避する対策が困難。苦渋の判断だった」
 世界中の一流アーティストが集結し、多彩なパフォーマンスを披露する静岡市で最大規模のイベントは1992年にスタートしました。2019年は、世界17の国から86組のアーティストが参加し、172万人もの人出がありました。しかし、新型コロナの影響で海外のアーティストを集める見通しが立たず、3密を避けることや感染者が出た場合の対応が難しいとして開催を断念しました。
<杉山元実行委員長>「100%安全な環境で見ていただくのが主催者としての条件。心苦しい、くやしい」
<街の人>「残念だけど人がたくさん集まるので仕方がない」「仕方がない、また復活した時に見られたら、みんな喜ぶ」
<静岡呉服町名店街 森恵一理事長>「我々商店街もあれだけのお客さんが見えますので大変残念だと思っています。この地域がクラスターを発生させないと、まず第一に考えて営業しなくちゃいけない。その中でそれぞれ商売ができるだけ繁盛していただくように考えながら行動している」
 実行委員会はユーチューブやSNSを使いながら2021年に向けて大道芸の魅力の発信を続けたいとしています。

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