世紀の一戦… 韓国vsイタリア 2002日韓W杯【South Korea vs Italy】

2020年10月14日

ワールドカップ！

伝説の名勝負シリーズ / Memorial matches
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2002年、日本と韓国による初の2ヵ国共催となった日韓ワールドカップ。決勝トーナメント1回戦で韓国と優勝候補イタリアによる夢の戦いが実現した。

ホスト国の韓国は、グループリーグでポルトガル、ポーランド、アメリカをおさえて首位通過を果たす。中心にはパク・チソン（当時京都サンガ所属）、ユ・サンチョル（当時柏レイソル所属）、そしてシンデレラボーイとなるFWアン・ジョンファンらがいた。
イタリア代表はメキシコ、クロアチア、エクアドルのG組を1勝1敗1分でぎりぎり2位通過を果たす。3試合3ゴールとFWクリスティアン・ヴィエリが活躍し、最終戦ではデル・ピエロが土壇場ゴールを決めるなど、トーナメントに向けて本領を発揮し始めた時だった。

6月18日、韓国の大田（テジョン）ワールドカップ競技場。
つめかけた4万弱の赤いサポーターに後押しされ、韓国代表がお約束ファイトでイタリア代表に襲いかかる。デル・ピエロは顔面に肘打ちされ、ザンブロッタはお尻をスパイクの裏で蹴飛ばされ、マルディーニは後頭部を蹴られ、ココは額を真っ赤に染めた。
そんな試合を裁くのは、当時32歳のエクアドル人バイロン・モレノ。妙な笑顔を浮かべつつジャッジをくだす、小太りの男。イタリアのファウルは絶対に見逃さず、前半早々フランチェスコ・トッティに警告を与える。その一方で、韓国のラフプレーはいくつも不可解なスルーでお茶をにごした。

試合は1－1で90分を終え、延長戦へ突入。事件はそこで起こった。
延長前半12分、ドリブル突破をしかけたイタリアの10番フランチェスコ・トッティがエリア内で倒される。PKを確信し、モレノ主審につめよるイタリアの面々。しかし、モレノがカードを突き付けたのはファウルを受けたはずのトッティだった。後に『世紀の10大誤審』の1つに数えられる退場劇は、こうして起こった―――

大会後もモレノはエクアドル国内で審判を続けたが、ロスタイムを12分取ったりアウェイチームにレッドカードを連発するなど問題行動を起こし、2003年6月に審判を引退した。
2010年9月、薬物の密輸行為により逮捕。懲役30ヵ月の刑を受ける。模範囚であったことから刑期が短縮され、2012年12月にエクアドルに送還された。

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ぷあたんアカデミー 2020年5月1日

2002 World Cup Round of 16 South Korea x Italy.

Goal1 2:02 18′ クリスティアン・ヴィエリ
Goal2 8:30 88′ ソル・ギヒョン
退場 10:13 フランチェスコ・トッティ
Goal3 11:36 117′ アン・ジョンファン (ゴールデンゴール)

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